見積書以外にも、契約書やマニュフェストの発行ができるかどうかも、優良業者かどうかを見分けるポイントです。
契約書を発行しないと必ず悪徳業者であるとは限りませんが、後々のトラブル回避のためにも契約書を発行してもらうことをおすすめします。
マニフェストとは、誰がどのような産業廃棄物をどのようにして取り扱うかを記載した書類のことです。これには、解体工事業者だけでなく、中間処理業者や最終処分業者まで載せる必要があります。
解体した建物から排出された廃棄物が適正に処理されたか確認できる重要な書類であるため、マニフェストの提出をしない、または嫌がる業者は、廃棄物を適正に処理していない可能性があります。
産業廃棄物収集運搬許可や建築業許可証、解体工事業登録など解体工事に必要になる許可を得ていることはもちろんですが、工事中に何か起きたときのために、損賠賠償保険に加入していることを確認することも大事なチェックポイントです。
加えて、万一のトラブルが起きた際には、どのような対応をするかも確認しておくことをおすすめします。この質問をして咄嗟に応えられないような場合は、しっかりとした対策がとられてない可能性が高いので、依頼は控えた方がよいと思います。
解体工事費を安くしたいなら、工事を下請けや孫請けに流していないことも確認しておきましょう。実績が十分にあって口コミなどで評判がよい会社でも、下請けなどに流していると中間マージンが発生してしまいます。
解体コストを抑えるポイントとしては、自社で重機を持っているかという基準もあります。保管場所の問題から敢えて重機を持たない業者もいますが、自社所有の業者と比べるとどうしても工事費が高くなる傾向にあります。