解体工事の費用が業者によって異なる理由とは?
実家を二世帯住宅に建て替えることになり、できるだけ総工費を抑える目的で、愛知県内で複数の解体工事業者から見積書を取りました。 もちろん依頼先によって金額に違いが出ることは予想していましたが、全て現場をきちんと見てもらったのに、総額でも見積書に記載されている細かい項目でもかなりの単価の違いがあって、正直かなり驚いています。 中には総額しか書かれていない見積書を出してきた業者もあって、不法投棄の問題などには間違っても巻き込まれたくはないので、そのような適当な業者には安くても依頼する気はありませんが、こんなに金額が異なる理由はなんなのでしょうか? |
利益の取り方によって見積金額は大きく変わります
業者によって利益の取り方が違うことから、見積金額は異なります。 解体工事を行う際には、建物を取り壊すための費用の他に、廃棄物の処理費用、養生費用、重機回送費用などが必要となります。 見積書にも、これらの項目に分別して金額を記載している業者がほとんどだと思いますが、1つ1つの項目の原価に単純に同じ利益率をプラスしている場合と、一定の項目だけから利益を取って、他は原価のまま請求するケースもあります。 そうするだけでも工事の規模が大きければ、一般住宅でも数十万円もの差が生まれます。 例えば、取り壊し費用に大きく影響するのは、現場で働く作業員の人件費ですが、業者によって従業員に支払う給料の違いでも単価は異なってきますし、間に下請け業者を挟んでいる場合は、中間マージン分も依頼主の負担になるため、単価が大きく変わってきます。 下請け業者に丸投げする場合は、下請け業者が元請け業者に出す見積書に対して、どのくらいの利益を取るかによっても依頼主に提出する見積書の金額が変わってきますので、解体工事費用をできるだけ安くしようと思えば、下請け業者を挟まない業者に工事を依頼することをおすすめします。 |