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古い家を解体工事するメリットとデメリットは?

質問 愛知県に空き家を所有していて、いずれは売却することを考えています。
現在は東京に住んでいて、東京を離れても地元愛知に戻るつもりはないので、私がその家に住む可能性は0です。
今はお金にも困っていないし、空き家があるのは愛知県の中でもそれなりの人気エリアで、今後も土地の価値が高まることも予想できるので、もう少し所有し続けた方が得だと思っています。
空き家はかなり古いので、いざ売却に出すとなると解体工事をした方が良いと思うのですが、今工事をすれば固定資産税がかなり高くなってしまうことは確実なので、解体工事はまだ少し先の話です。
家を売る段階になったときに、古い家を解体するメリットとデメリットについて知りたいので、プロの意見を聞かせてください。
yajirusi
A

古い家を解体すると買い手がつきやすいです

一般的には、古過ぎる家なら解体して更地にした方が買い手はつきやすいので、解体工事をするメリットとしてはこのことが第一に挙げられます。ただし、古い家の売買は難しいところもあって、一概にそうは言えません。
古い家を解体しないまま売りに出した方が良い理由には、買い手側が住宅ローンを利用できなくなるということが挙げられます。住宅ローンと聞くと家を新築するときに利用するものだと考えている方も多いと思います。しかし、中古住宅を購入する場合も住宅ローンを活用でき、それは土地だけの購入では利用できません。
また、古い家の中には再建築不可物件もあって、それは更地にしてしまうと新しい建物を建築できない物件のことです。
さらに、古い家を解体してしまい更地にすることで、建ぺい率や容積率を下げなければいけなくなるようなケースもあり、古い家を購入する人にとっては大きなデメリットにもなりかねません。
もちろん、土地だけを探している人にとっては、古い家などない方が良いため、物件を売却する人にとっても、古い家の解体工事を行うことには大きなメリットがあります。
古い家の売り手からすると、更地にしてしまうことで住宅に関して契約不適合責任を問われずに済むというメリットもあります。これは以前瑕疵担保責任と呼ばれていたもので、売買取引時に売り手が買い手に説明していない不具合が後から見つかったときに、売り手側に覆いかぶさる責任のことです。
古い家の場合は自分でも気づいていなかったいろいろな不具合が起きていることもあるので、契約不適合責任に問われてしまう可能性が高いのです。
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