近隣住宅と距離が近いときには、騒音の他にも工事中の振動や発生するホコリなどでトラブルになることが多いです。
ホコリに関しては、ネットを張るなどしてある程度回避できますが、あまりにも距離が近い場合は、何も対策しないと隣家の外壁にヒビがはいるようなこともあります。隣家の家が古いような場合は事前に家屋調査を行ったり、できるだけ振動の少ない解体法を選択したりするなどして対策しなければ大きな問題に発展することにもなりかねません。それに対応できる業者を選択することも大事なポイントです。
また、隣家と近い場合は、解体工事に使用する足場がお隣さんの敷地内に入ってしまう可能性もあります。断りなくそのような状態になることは避けなければいけないため、注意してもそれを回避できないなら、事前の許可をとっておくことが必要になります。
解体工事では家を取り壊した廃材がたくさん出て、隣家や道路などにもゴミが散乱してしまうこともあります。工事中は敷地からはみ出たゴミを撤去しなければいけなくて、工事が完了した後は現場をキレイに掃除なければいけません。
しかし、作業後の清掃を疎かにするような業者もいて、そうなると近隣トラブルを引き起こしやすくなります。この点に関しても事前に確認しておくことをおすすめします。
解体工事では、業者側との工事範囲にズレが生じることもあります。例えば、建物の解体以外にも草木を取り除くことを約束していたのに、現場との連絡が上手く取れていなくて木が伐採されてなくてトラブルになるようなケースも確認されています。このようなことを起こさないためには、書面などにしっかり残しておくことも大事になります。