見積金額が高くても優良な業者はたくさん存在しています 解体工事に掛かる費用には、「仮設工事」「重機運搬費」「重機解体費」「基礎撤去費」「作業費」「写真代」「樹木などの伐採費」「廃棄物処理費」など多くの項目があることもあって、業者によって見積金額には必ずと言っていいほど差が出ます。
確かに業者の善し悪しは、解体費用の金額差にも斌著に現れ、あまりにも高額な見積書を提示してくる業者には依頼しない方が良い場合の方が多いことも事実です。しかし、ただ金額が安いからという理由だけで依頼先を決めてしまうと、後悔することになるかもしれません。
解体工事にかかる費用項目はたくさんある分、手抜き工事や悪質な工事もしやすくなっています。悪徳業者ともなると、ライバル業者に勝つために破格の金額を提示してきて、言葉巧みに良いことばかり言って契約を迫ってきます。
契約させたらこっちのものということで、手抜き工事をして工事費を削ったり、しっかり工事をした場合は解体作業が終わった後で追加工事費用を請求したりしてきます。
悪徳業者でなくても、必要経費として解体費用が高くなるケースもあります。
例えば重機が入ることができない狭い路地の先に建てられている建物を解体するには、どうしても手作業が多くなるため、費用が割高になります。廃棄物を搬送するトラックも入れないと、より費用が高くなってしまいます。
ろくに現場を見ないで坪数だけを聞いて見積書を提出するような業者は、優良業者はいえなくて、現場をしっかり確認したからこそ、見積金額が他よりも高くなることもあるのです。
解体工事の見積金額を比較するときには、全く同じ条件にしてからでなくてはいけません。