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解体工事にかかる費用は家の大きさでどのくらい変わるの?

質問 父から相続した家が名古屋にあり、これまでは東京に住んでいたのでずっと空き家にしてきましたが、この度前から希望していて名古屋支社への転勤が決まり、何もなければ定年まで地元で勤務できることになりました。
妻も名古屋ではありませんが愛知県の出身で、ようやく願いが叶ってとても嬉しいです。ということで、古い建物を解体して家を新築しようと思っているのですが、解体工事にどのくらいのお金がかかるか心配です。
新築する家は一般的な40坪程度にしようと思っているのですが、古い家がかなり大きいので解体にはかなりのお金がかかると、建て替えの経験がある会社の先輩から言われました。一方で、家が大きくなれば解体費用を抑えられるという人もいて困惑しています。
解体工事にかかる費用は家の大きさでどのくらい変わりますか?それと、解体費用が高くなったり安くなったりする要因があれば、その点についても聞きたいです。あと、解体工事にかかる費用の内訳も知りたいので、分かる範囲でよいのでまとめてご回答ください。
yajirusi
A

延床面積が大きくなると坪単価は安くなります

解体工事にかかる費用は、建物の大きさと構造によって変わります。
一般的な住宅は在来工法の木造づくりで建てられていて、この場合は坪3〜5万円が相場と言われています。これが鉄筋づくりになると坪単価は4〜6万円、鉄筋コンクリートづくりや鉄骨鉄筋コンクリートづくりなら6〜8万円と単価はアップします。
加えて、家を建てるときに使用された建材も、それが壊しにくい材料だとその分労力が必要になるため、坪単価は高くなります。
同じ造りの建物でも、延床面積が大きい場合は坪単価が安くなるのが一般的です。これは、建物が小さくても大きくても工事の工程が変わらないからです。人件費や機材の準備などにかかる費用は、坪単価が小さいほど割高になるとされています。
また、解体費用が安くなる要因としては、解体場所が産業廃棄物処理施設に近いことも挙げられます。産業廃棄物処理施設に近い場合は廃材をこまめに廃棄できることから、作業効率が上がって費用がかかりにくくなります。
家の中に家具などの荷物がたくさん残っていたり、狭い場所に家が建っていたりする場合は、解体費用が高くなりやすいです。解体費用を安くしたいときには、家の中の荷物を事前に自分たちで整理しておくことをおすすめします。
解体工事にかかる費用の内訳は、工事業者の利益が全体の1〜2割程度、建物取壊費用が3〜4割程度、廃棄物処理費用も3〜4割程度、諸経費が2〜3割程度となっています。
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